セイコーエプソンの子会社エプソントヨコムは10月26日、福島事業所(福島県南相馬市)の閉鎖を決めた。
福島事業所は、東日本大震災以降、東京電力福島第一原子力発電所から直線で16kmの距離にあり、警戒区域に該当するため、一時的に事業所を閉鎖してした。
従業員は他拠点へ一時的に移動しているが、閉鎖により、東北エリアの他拠点である東北エプソン(山形県)、秋田エプソン(秋田県)、エプソンアトミックス(青森県)を中心に配置転換する。
生産していた水晶デバイスは、一部商品の生産を中止、それ以外の商品は伊那事業所などで生産対応を行っている。
エプソントヨコム福島事業所概要(2011年2月末時点)
住所:福島県南相馬市小高区飯崎南原65-1
生産品目:水晶デバイス(SAW、VCXO、基地局向け水晶発振器)
従業員数:約320名
操業開始:1977年 1月(福島東洋通信機小高工場、当時)