川崎汽船が10月31日に発表した2012年3月期第24半期決算は、売上高4969億8700万円(前期比4.5%減)、営業損失183億9100万円(-)、経常損失203億1300万円(-)、当期損失186億100万円(-)となった。
海運業を取りまく事業環境は、総じて厳しい状況となった。コンテナ船市況は年初に下落した運賃水準の修復が繁忙期の夏場以降も進まず低迷した。
ドライバルク船市況は、新造船の大量竣工による需給の緩みにより低迷していたが、中国・インドの旺盛な需要を背景として、夏場以降、大型船を中心に回復した。
自動車船については、完成車の荷動きは震災直後の急減から復旧が進み、夏場より本格的に回復している。
通期の業績予想は売上高9910億円(0.6%増)、営業損失300億円(-)、経常損失390億円(-)、当期損失320億円(-)を見込む。