GLプロパティーズは10月31日、埼玉県三郷市に延床面積9万3831㎡の大型マルチテナント型物流施設「GLP三郷Ⅲ」の開発に着手した。
<GLP三郷Ⅲ完成イメージ>
GLP三郷Ⅲは、敷地面積約3万8901㎡で2012年4月に着工し、2013年5月末竣工の計画、開発コストは約1億5500万ドルを見込んでいる。
地上5階建てで、各階に大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ2基(上り・下り)を備え、合計135台のトラックバース、223台の乗用車駐車場を設置し、フロア面積約1万5000㎡と大規模スペースを有し、高い作業効率を実現する物流オペレーションの提案が可能となっている。
ワンフロアを3分割し、約4000㎡から利用可能なレイアウトとなっており、様々な規模のニーズに対応でき、入居企業を募集している。
災害時におけるカスタマーの事業継続性確保を目的にパイルキャップ免震工法(特許出願中)の採用、バックアップ電源を導入するなど、従来の物流施設の機能を進化させた次世代型の物流施設。
立地は、三郷インターに隣接する三郷インター南部土地区画整理事業施行区域内で、東京外環自動車道、首都高速6号三郷線、常磐自動車道に連結している。
東京都心まで約20kmと至近で、北関東エリアから関東圏、東京都心部の広範囲をカバーできる環境を備えるなど、国内物流の戦略的拠点として恵まれている。
さらに、環境に配慮した施設計画に重点を置き、国内の物流施設では初となるLEEDGOLDの取得を目指している。LEED認証とは、米国グリーンビルディング協会がエネルギー効率に優れ持続可能な建築物の認知・普及を目的に開発・運用している認証制度で、様々な環境に関する項目に基づき、建築物の性能を評価するもの。
同社の三木真人社長は、「三郷エリアの物流施設の稼動状況は非常に堅調で、特に三郷エリアの空室率は、首都圏平均の5%を大きく下回る、0.8%の水準となっている。三郷エリアでの大型マルチテナント型物流施設は、過去3年間新規供給がなかったため、本計画についても高い需要が見込まれ、総賃貸面積の約3倍に相応するスペースについて、顧客より高い関心を得ている」と説明している。
問い合わせ
GLプロパティーズ
http://www.glprop.co.jp/contact.html