古河スカイは11月4日、タイ国の東部にあるラヨン県アマタシティ工業団地内の用地購入に関する意向書に調印し、100%出資によるアルミニウム板圧延工場を建設すると発表した。
飲料缶、自動車熱交換器、電気部品など、東南アジア市場で成長が期待されるアルミニウム板材の製造・販売を目的とするもの。
同社の国内工場から素条を供給して、日光工場の上工程休止後に遊休となる冷間圧延機を活用し、冷間圧延以降の製造を行うことからはじめ(第一期)、鋳造工程からの一貫生産にすみやかに移行し、さらに生産能力を拡大する計画(第二期)。
第一期の生産能力は年約6万トン、工場建設費は約130億円を予定しており、2012年3月頃より建設を開始し、2014年1月頃の営業運転開始を目指す。
■新工場の概要
建設場所:タイ王国ラヨン県アマタシティ工業団地内
生産能力:年約6万トン(第一期)
工場建設費:約130億円(第一期)
建設開始:2012年3月予定(第一期)
操業開始:2014年1月予定(第一期)
事業内容:アルミニウム板圧延品の製造・販売