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コクヨ/中国のノートメーカーをM&A

2011年11月23日/生産

コクヨグループのコクヨS&Tは11月22日、中国No.1のノートメーカー何如文化用品(深セン)の事業を承継を合意し、来年夏ごろの事業承継を目指す。

現在、2012年夏頃の稼動予定で中国・上海市奉賢区にノート工場を建設することを既に発表しており、2020年にはステーショナリー事業で年間売上100億円を目標としています。これを実現するため、今般、

何如文化用品(深セン)はノートを中心とした紙製品製造・販売会社で、中国の無線綴じノート市場の中で高品質ノートのトップメーカーで、大きな生産能力と中国全土で卸販売網を有している。

事業承継の主な対象範囲は、ノートのブランド商標、紙製品の生産設備(小型汎用機~無線綴じノート製造機など総数300台)、販売網(中国全土に販売店約5,000店舗を帳合に持つ卸70社との販路)など。

この事業承継により、コクヨS&Tが上海奉賢区に建設する工場のノート生産設備(深センより移設)を獲得し、企画・開発、現地生産、販売までのバリューチェーンの構築が整い、内需獲得体制を確立し、コクヨの中国ノート事業は、一躍トップシェアとなる。

将来的には、ノート以外の文具の企画・開発も行い、事業承継で獲得する流通網を有効活用することで、2020年の目標である売上高100億円実現に向け事業拡大を行っていく。

■何如文化用品(深セン)有限公司の概要
本社所在地:深セン市文錦中路海麗大厦麗都閣27G
代表者:何作如(董事長、国籍:フィリピン)
設立時期:1989年
従業員:300名
資本金:300万米ドル
売上:6500万RMB(2010年度12月期)

上海工場の計画概要
操業開始:2012年夏頃を予定
所在地:上海市奉賢区・上海工業総合開発区
敷地面積:30,134㎡
延床面積:21,284㎡
生産品目:ノートなど紙製品を中心とする文具
従業員数:約300名
総投資額:約20億円
売上目標:2020年100億円

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