日本レヂボンは12月28日、タイの洪水対策として、海抜が高く洪水の懸念のないピントン工業団地(チョンブリ県)に工場用の土地(約3万6000㎡)を取得したと発表した。
来年1月から工場建設を開始し、4月から生産稼働する計画。
生産設備機器は、洪水被害を受けたナワナコン工場からの移設等を検討している。
なお、現地法人のダイヤレヂボン(タイランド)ではアユタヤ県のロジャナ工場とパトムタニ県のナワナコン工場が、洪水による浸水で操業を停止していたが、11月下旬に両工場の敷地内の排水が完了している。
ロジャナ工場では、工場内の清掃と生産設備機器の洗浄を終え、生産設備機器の改修、受変電設備の復旧を待って、来年1月中旬を目標にパイロット生産に入り、4月以降に本格稼働する予定。
ナワナコン工場も清掃と洗浄作業に取り込んでいるが、今後の復旧状況を勘案し、生産設備機器の一部をロジャナ工場へ移設する予定。