アサヒ衛陶は、衛生陶器の海外委託生産体制の移管、水栓金具の海外調達、生産拠点及び物流拠点の集約による運賃コスト削減など、積極的に改革を進め大幅な収益向上となった。
1月18日に発表した2011年11月期決算によると、売上高は33億5400万円(前年同期比12.9%増)に対し、営業利益1億1600万円(前期は1億2100万円の営業損失)、当期利益は1億700万円(3.3倍)となった。
2年前より主要部品の調達をほぼ全て海外調達に切り替え、主力製品の組み立てを関西圏で行っており、東日本大震災による影響を最小限にとどめ、調達コスト、物流コスト削減努力による収益構造改革の効果を実現した。
中長期的な経営戦略では、収益改善のため海外委託生産体制の見直しを行うことによる更なる生産コスト削減。
海外仕入先への移管強化と仕入商品の仕様見直しにより仕入価格のコスト削減。海外からの輸入体制再構築により運賃コスト削減を進めていくとしている。