信州名鉄運輸は12月8日、一部地域への配送に関する運賃を2026年1月1日より見直すと発表した。
近年、物流業界全体で「ドライバー不足の深刻化」そして「特定地域における配送密度の低下」という複合的な課題が進行し、特に過疎地や遠隔地などのエリアへの配送では、一台当たりの運行コストが急激に上昇。一企業の努力だけで吸収しきれる範囲を超えており、現状のままでは、将来的にこれらの地域への安定した配送品質の維持が極めて困難になるという危機的状況に直面しているという。
そこで、同社では預かった貨物を今後も変わらず、安全かつ確実に届け続けることを最優先の使命と考え、来年1月よりこの一部地域については、実費を収受することにしたもの。
変更日は2026年1月1日集荷登録分より。
■対象エリア
福島県:南会津郡下郷町、大沼郡金山町
群馬県:多野郡上野村
埼玉県:秩父郡小鹿野町
静岡県:榛原郡川根本町、伊豆市小土肥・小下田・土肥・八木沢
下田市、賀茂郡、沼津市戸田・井田
愛知県:豊田市一部(旧地名:西加茂郡、東加茂郡)
岐阜県:郡上市の八幡町以外、下呂市馬瀬、恵那市岩村町・山岡町・串原とつく地名・上矢作町・明智町
高山市丹生川町・朝日町・清見町・一ノ宮町・荘川町・久々野町・上宝町(奥飛騨温泉郷)
加茂郡七宗町・東白川村・白川村、大野郡白川町・白川村、飛騨市の神岡町・古川町以外
兵庫県:美方郡の香住以外