デンソーは2月29日、インテルと次世代型車載情報通信システムに関する共同開発につい了解覚書を締結したと発表した。
今回のデンソーとインテルのプロジェクトは、車両の情報やさまざまな車外の情報をタイムリーにドライバーに提供し、スマートフォンやタブレット端末のような、ユーザーインターフェースを備えた、次世代の車両に搭載するための新しい車載情報通信システム向けプラットフォームの開発を目的としている。
共同開発にあたって、インテルとデンソー両社の幅広いノウハウを効率的に活用するとしている。
現在、カーナビゲーションシステムに代わる新しいシステムとして、IT関連技術を活用した次世代型車載情報通信システムの開発ニーズが高まっている。これまでのシステムは、ナビゲーション機能を中心としたものだった。
今後は、この機能に加え、ドライバーや同乗者が車内外にある情報を必要に応じ自由に入手し、それをディスプレイに表示させたり、また、ソフトウェアを簡単に通信経由でバージョンアップしたりといった、よりフレキシブルで、インフォテイメント機能(ナビゲーション・車両情報・オーディオ・インターネット接続を統合した機能)も兼ね備えた車載情報通信システムに進化していくと考えられている。
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