関西のスーパー、イズミヤは、3月より新中期3か年計画「CAP-I(キャップアイ)」をスタートした。
損益分岐点の引き下げと成長に向けた基盤づくりをテーマに、ロジスティックス改革、組織・人事制度改革、グループ体制の再構築を基にした利益体質づくりを進める。
新設する食品プロセスセンターを含む新物流センターを稼動させて配送の効率化、夕方強化のための仕組みづくり等を行うことで店舗オペレーションの改善を行う。
初年度の2012年度は、要冷商品の配送時間見直しに着手し夕方の販売力の向上を図る。
システム関連では、電子メールやホームページなどの社内情報を「適時・適量・適所化」するため、社内ホームページを再構築して情報ルートの集約、情報の総量削減を図り、情報処理の時間短縮を行う。
ネットスーパーについては、パソコン注文画面の改良やスマートフォン対応などの利便性の向上とエリア拡大で売上高を増やすとともに、配送の効率化をすすめ、新ビジネスモデル店舗の収益改善に取りむ。
なお、同社の物流費は2012年2月期では50億1300万円で、前年同期比で4.5%減となっている。