アプリソは4月12日、自動車部品・用品のグローバル・メーカーであるファルテックが、製造オペレーションと在庫管理のプラットフォームとしてアプリソの製造実行管理システム（MES）「FlexNet」を導入したと発表した。
ファルテックは、日本国内5拠点と中国・広州にある工場、さらにグローバルに展開できる拡張性の高いソリューションとして、FlexNetを採用した。
導入にあたり、ファルテックが最も重視した点は、在庫可視化の改善によるオペレーション効率の向上。
現行の基幹業務システムの製造資産計画（MRP）システムとFlexNetを融合させることで、適切な製造計画作成から製造実績の正確な収集、在庫管理精度の向上につなげていき、最終的には安全在庫水準の低下、在庫金額の圧縮という効果を目指している。
実際にファルテック社はアプリソのFlexNetを、エンタプライズの標準ソリューションとして活用し、製造プロセスをリアルタイムに可視化させ、在庫管理水準を個別の工場内だけでなく5拠点全体で改善させている。
さらに製造部品表の管理精度の向上、生産効率、不良管理に対する現場の意識向上やオペレーション精度の向上は、顧客注文への報告精度、在庫追跡、リソース割当、OEE（設備総合稼働率）および生産KPIの改善につなげていくことが可能になるとみている。
