明治海運が5月11日に発表した2012年3月期決算は、売上高は210億4800万円(前年同期比1.1%減)、営業利益11億7600万円(25.8%増)、経常損失1億7400万円(前期は17億1000万円の経常損失)、当期損失5億600万円(前期は4億300万円の当期損失)となった。
従来から中長期用船契約を主体に運営しており、低迷した市況の影響を直接受けなかった。しかしながら、歴史的な円高に推移した為替レートの影響を受け、船腹が増加したにもかかわらず、外航海運業部門の売上高は、157億8600万円(1.2%減)に留まった。
同じく円高の影響に加え、船舶経費全般のコスト削減に努めた結果、外航海運業利益は6億2300万円(82.3%増)となった。
来期は、売上高230億円(9.3%増)、営業利益10億円(15.0%減)、経常利益3億円(-)、当期利益5億円(1.3%減)を見込んでいる。