国土交通省港湾局は5月16日、日本貨物鉄道と連携し、コンテナ物流情報サービスシステム「Colins」と、JR貨物が運用している鉄道コンテナ輸送総合管理システム「IT-FRENS」とのシステム接続を5月22日に行うと発表した。
Colinsは、ターミナルオペレーター、荷主、海貨事業者及び運送事業者等の関係事業者間でコンテナ物流情報を共有するためのウェブサイトで、国土交通省が開発・運営を行っている。
これまでColinsでは主に国際海上コンテナに係る船舶動静と港湾内のコンテナ動静等、港湾周辺のコンテナ情報を取り扱ってきたが、国際海上コンテナ輸送では、国内の輸送も含めたコンテナ物流情報を把握することが求められていた。
今回、港湾周辺から国内鉄道輸送までを含めたコンテナ位置情報を把握するため、JR貨物のIT-FRENSとのシステム接続を開始することにしたもの。
この取組により、港湾周辺のコンテナ位置情報から鉄道コンテナ輸送における位置情報までが一貫して可視化され、物流の高度化・効率化が期待される。