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ジョーンズラングラサール/東京の物流市場は賃料0.3%上昇

2012年06月05日/調査・統計

ジョーンズラングラサールは6月5日、2012年第1四半期 アジア・パシフィック地域不動産レポートで、東京のロジスティクスマーケット(物流市場)のレポートを発表した。

賃料は月額坪当たり5810円と、前期比0.3%の上昇となった。2011年第4四半期の横ばいからわずかながら上昇し、3四半期連続の緩やかな上昇傾向を示した。

投資市場は依然活発であり、主に内陸部で取引が増加した。日本ロジスティクスファンドが「草加ロジスティクスセンター」を63億6000万円で取得、産業ファンドが「IIF厚木ロジスティクスセンター」を22億9000万円で取得した事例が挙げられ、NOI利回りはそれぞれ5.8%と6.8%であった。

東京ベイエリアに所在する先進的物流施設の賃貸市場は、引き続き限定的な新規供給と物流施設に対する底堅い需要を背景に、比較的タイトに推移する見通し。

賃料には上昇圧力がかかると予想されるが、物流セクターは安定的に推移する傾向を有することから上昇率は小幅となる見通しである。また、今後当該セクターへの投資に特化した日本国内や外国のファンドの組成などが見込まれていることから、投資が活発化するとしている。

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