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横浜シウマイ/運送費が経営圧迫し負債35億円

2012年07月03日/SCM・経営

帝国データバンクの調べによると、横浜シウマイが、横浜地裁へ民事再生法の適用を申請した。

横浜シウマイは、2008年1月の中国製冷凍ぎょうざ食中毒事件から始まり、景気後退と背中合わせの消費低迷の影響も受けて業況は減少を辿るようになった。2011年5月期の年売上高は約25億7800万円に落ち込んだ。

販売価格が軟調になる中で、原材料価格の高止まりや工場ごとの分散仕入れによる調達コスト増、加えて運送費が重くのしかかり、最終的には約2億2300万円の当期損失を計上。

4期連続の赤字決算で債務超過が続き、資金繰りは主力金融機関の融資と不動産など資産の売却でしのいできた。今期に入っても震災による消費マインドの冷え込みで一時的にスーパーなどからの受注が落ち込んだため採算割れをおこし、ここにきて支払い資金不足に陥ったが、既に銀行借入金残高は年商を大きく上回り、調達難から自主再建を断念し、今回の措置となった。

負債は2011年5月期末時点で約35億3100万円。

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