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NSユナイテッド海運/4~6月の売上高4.1%増、当期損失15億円

2012年07月31日/決算

NSユナイテッド海運が7月31日に発表した2013年3月期第1四半期決算によると、売上高339億6400万円(前年同期比4.1%増)、営業損失3億4500万円(前年同期は3億7600万円の営業利益)、経常損失12億9700万円(前年同期は3億2400万円の経常損失)、当期損失15億8600万円(前年同期は2100万円の当期利益)となった。

外航海運市況は、ドライバルクは、中国向け米国炭・コロンビア炭の荷動きが活発化したことや鉄鉱石の荷動きが堅調に推移したことから、4月上旬から5月にかけて市況は立ち直りの兆しを見せた。

輸入拡大の反動により中国国内の一般炭在庫に余剰感が高まり石炭荷動きが鈍化したことや、新造船の竣工増による供給圧力の高止まりを受け、市況は再び弱含み、6月中旬にはケープ型撒積船主要航路平均用船料が2008年12月以来およそ3年半ぶりに日額4000ドルを割り込んだ。

タンカーの市況は欧米のイラン原油禁輸措置を受け、調達ソースが西アフリカ積みへシフトし航海距離が伸びたことから船腹需給が引き締まり、一時的な回復が見られた。5月以降は欧州財政危機の再燃等による原油荷動きの停滞懸念や、新造船の供給圧力によって下降基調に転じた。

外航海運事業の業績は期初予想の通り厳しいものとなり、大幅な減益となった。

内航海運事業は、鋼材輸送・電力関連貨物輸送等が総じて低調に推移したことから、業績は減益となった。

通期は、売上高1430億円(-)、営業利益12億円(-)、経常利益500万円(-)、当期利益13億円(-)を見込んでいる。

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