日本政策投資銀行は10月30日、ダイフクに対し、DBJ環境格付に基づく融資を実施したと発表した。
評価では、顧客の多様なニーズに対応し、その生産性を改善することを通じて環境負荷低減に貢献するという製品の特性から、一律の環境製品基準の設定が難しいマテリアルハンドリング業界にあって、独自の環境製品基準を策定し、製品競争力を高めている点を評価。
製品基準の普及を通して、2020年までにダイフクの事業活動に伴うCO2排出量の6倍に当たる社会全体のCO2排出量の削減を目指している点、生産設備の「エネルギーの見える化」システムの導入や節電対応等の企業努力により、エネルギーとCO2の排出量および原単位の改善を実現している点。
さらに、事業と生物多様性保全の関係性を整理し、その一環として、ダイフクの国内主力拠点である滋賀事業所での生態系復元の推進等を高く評価したもの。