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CBRE/首都圏の倉庫への期待利回り、シングルテナント型低下

2012年11月21日/物流施設

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シービーアールイー(CBRE)は、不動産投資に関わる198名を対象に162名から回答を得て、不動産投資家調査結果を発表した。

注目動向として、首都圏湾岸部と内陸部の「倉庫(シングルテナント)」の期待利回りが前期比で低下し、「倉庫(マルチテナント)を下回った。

今期、首都圏湾岸部の「倉庫(シングルテナント)」の期待利回りは5.6%~6.0%となり、前期と比べ上限値が200bps、下限値が10bps低下した。

上限値は同エリアの「倉庫(マルチテナント)を下回ったほか、上限値、下限値ともに調査を開始した2009年1月以降の最低値を更新した。

首都圏において、投資案件としてのマルチテナント向け倉庫の獲得状況が厳しいことから、施設数が多く、需要の伸張がみられるシングルテナント向け倉庫へも、投資家の検討対象が向いていることがうかがえる、としている。

CBRE短観では、首都圏の大型物流施設の「不動産取引量」「売買取引価格」「賃料」「空室率」「期待利回り」「金融機関の貸出態度」「投融資取組スタンス」の各項目について尋ねた設問の解答結果として、マルチならびにシングルテナント型の最近の状況について、改善を示すポイントが前期と比べ、すべての項目で数ポイント上昇した。

現在と比べた1年先の状況についても、引き続きすべての項目で多くの投資家が改善を予測する結果となった。

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