大王製紙は12月28日、子会社のいわき大王製紙(福島県いわき市)に段ボール原紙を生産する抄紙機の設置を決めた。
設置する抄紙機は当社可児工場のN3抄紙機(生産品種:洋紙)を改造・移設する計画で、投資額は83億円、営業開始は2014年10月の予定。
いわき大王製紙では当該抄紙機設置により、主要品種を1工場から安定供給できる国内唯一の工場になり、小ロット・短納期化が進む中で全品種の積み合わせ配送が可能となる。
顧客より要望のある中芯原紙をはじめとした段ボール原紙の供給増と、東西での安定供給体制を強化できる。
移設抄紙機概要
生産品種:中芯原紙・ジュートライナー・薄物Kライナー
設備抄幅:3,400mm
生産能力:12,000トン/月
大王製紙/北越コーポレーションのコンテナ利用の輸送テスト実施