大王製紙はこのたび、北越コーポレーションが私有する鉄道コンテナを活用した輸送テストを、「愛媛県四国中央市～新潟県新潟市」の区間にて実施した。
＜北越コーポレーション私有コンテナ＞
＜北越コーポレーション私有コンテナに大王製紙製品を積み込む様子＞
北越コーポレーションは新潟工場で生産した製品を、私有する鉄道コンテナで関西圏へ供給している。同社はこれまで関西圏から新潟への帰り便のコンテナ活用について協業先を検討しており、西日本に工場を有する大王製紙製品の輸送を協議してきた。このスキームでは、大王製紙三島工場で生産した製品を北越コーポレーション私有の鉄道コンテナに積み込み、新潟エリアへ輸送する。両社は環境負荷が少ない鉄道輸送をより一層活用することで、輸送の効率化を推進していく。
今回のテスト輸送のほか、7月末には同社物流子会社のダイオーロジスティクスのトラックを活用した、両社の生産拠点間（岐阜県可児市～新潟県新潟市～中部エリア）での製品ラウンド輸送を予定している。
今後、輸送テストの結果を検証し、北越コーポレーション私有コンテナを活用した本格的な輸送開始を検討する。
両社は、2024年5月15日に戦略的業務提携基本契約を締結し「製品物流」「原材料購買」「生産技術」をメインテーマに具体的な協業の取り組みを開始している。引き続き、両社にて協議を重ね、あらゆる取り組みを進めていくとしている。
