日立物流は、M&Aを再開すると公表した。
昨年はバンテックとのPMI(経営統合)に注力するため、M&Aを封印していたが、2015年ビジョン達成のためには売上高で1000億円以上のM&Aが必要としている。
このために資金が必要として、営業利益率の向上によるキャッシュフローの改善にも取り組む。
併せて、グループの事業コンセプトである「Smart Logistics」の進化を図るとして、Smart Logisticsの3つのコア事業のうち3PL事業は業界トップだが、フォワーディング事業もトップグループ入りを目指す。
フォワーディング事業については、昨年7月にバンテック、日立物流、日立物流シーアンドエア3社のフォワーディング部門が合併して日立物流バンテックフォワーディングが発足し、合併のシナジー効果を発揮する。
重量・機工事業は、機工型3PLの取り組みや中国、アジアへの積極展開などで発展のきっかけを掴み、グローバルベースでの事業基盤構築を行う。
さらに、グローバル事業の拡大を加速する計画で、グループのグローバル事業の全売上高に占める割合は現状27%を、50%以上にする方針だ。