三菱ふそうトラック・バスは3月14日、尿素SCRシステムでの自主対応を発表した。
尿素SCRシステムを搭載した新長期排出ガス規制適合車の使用過程車が、窒素酸化物(NOx)の排出量が規制値を超過したことから、排出ガス後処理装置検討会で調査を行いその中間報告が発表を受けたもの。
検討会の中間報告で、同システムに対し未燃の炭化水素(HC)の触媒への付着を解消することが有効であるとの結論が出された。
同社は、この結果を踏まえ、環境への影響を考慮し、自主対応を行うことにした。
自主対応は、新長期排出ガス規制適合の大型トラック「スーパーグレート」(2007年4月~2010年8月登録分)に対して、尿素SCRシステムへの未燃HCの付着を解消する昇温作業を車両点検の機会などを利用し実施する。
7月頃を目途に、準備が出来次第、顧客へ販売会社から連絡し、作業実施の予定。