経済産業省が3月29日に発表した2月分の石油統計速報によると、2月の原油輸入量は1585万kl、前年同月比10.8%減と3か月ぶりに前年を下回った。
輸入量の多い順に、サウジアラビア(433万kl、前年同月比17.3%減)、アラブ首長国連邦(379万kl、14.3%増)、カタール(176万kl、17.4%減)、ロシア(132万kl、68.5%増)、クウェート(108万kl、17.3%減)、となっている。
中東依存度は81.7%、前年同月に比べ1.5ポイント減と3か月ぶりに前年を下回った。
燃料油の在庫は1109万kl、前年同月比6.5%増と4か月ぶりに前年を上回った。
油種別にみると、ガソリン、ジェット燃料油、灯油、軽油、A重油及びB・C重油は前年同月を上回ったが、ナフサは前年同月を下回った。