帝国データバンクは4月8日、運輸業者の倒産動向調査を発表した。
2012年度の運輸業者の倒産件数は420件、前年度比で7.1%、4年ぶりの増加となった。負債総額は2271億円と、前年度比2.8倍の大幅な増加。
業態別では、トラック運送(道路貨物運送)の倒産件数が282件、構成比67.1%に達した。
負債規模別では、1000万~5000万円未満が173件、全体の41.2%を占めた。負債5億円から50億円未満の中堅企業で倒産増加の兆しがある。
倒産主因別では、販売不振が331件、構成比78.8%でトップ。
地域別では、関東が145件、全体の34.5%を占めもっとも多く、中部が増加率トップだった。