日本貨物鉄道が5月15日に発表した4月の輸送動向によると、コンテナ貨物の輸送実績は177万6000トン(前年同月比1.7%増)、車扱は70万6000トン(2.3%増)となった。
コンテナ貨物は、自動車部品、化学薬品等が前年を下回ったものの、積合せ貨物、紙・パルプ等が前年を上回り、全体では前年比1.7%増となった。
自動車部品は国内需要の減少、化学薬品は一部顧客の輸送中止によりそれぞれ減送となった。
一方、積合せ貨物は一部顧客の専用列車の運行開始等により増送となった。また、紙・パルプは震災により被災した生産拠点の復旧により増送となった。
車扱貨物は、石油が一部区間での輸送終了に伴い前年を下回ったものの、セメント・石灰石等が前年の工場の定期修理等の反動により増送となり、全体では前年比 102.3%となった。