ニチレイが7月30日に発表した2014年3月期第1四半期決算では、低温物流事業の売上高が402億700万円(前年同期比5.3%増)、営業利益21億4100万円(2.6%増)となった。
TC(通過型センター)事業が好調な物流ネットワーク事業が増収に寄与するとともに、欧州地域が好調の海外事業のけん引と高水準の在庫を維持し堅調に推移した地域保管事業の下支えなどにより増収・増益となった。
低温物流事業の内、物流ネットワーク事業の売上高は222億9000万円(2.4%増)、営業利益は9億4600万円(6.1%減)だった。
地域保管事業の売上高は118億3600万円(1.8%増)、営業利益は11億9200万円(5.3%増)だった。
今後は、売上げは国内・海外とも順調に推移し増収、利益面では電力料アップの懸念があるなか、節電などの業務改善を進め、影響を最小限に抑える。
東扇島物流センター(川崎市川崎区)2期棟が7月に稼働、今後想定される東京圏での庫腹需給変化への対応や再保管在庫の集約などを進めるとしている。
通期の低温物流事業では、売上高1616億円(3.4%増)、営業利益83億円(3.1%減)を見込んでいる。