三菱ふそうトラック・バスは1月30日、国土交通省にふそうキャンターのリコールを届け出た。
不具合は動力伝達装置(変速機)。
小型トラック・バスの機械式自動変速機において、油圧回路部品(バルブボディ)製造時の内部洗浄が不適切なため、異物が回路内に残留しているものがある。
そのため、クラッチ制御用油圧バルブの作動不良が生じて、変速ショック、変速不良等が発生し、最悪の場合、車両減速停止する際等にエンストしたり、ギヤ段のニュートラル固定により発進できなくなるおそれがある。
改善措置は、全車両、油圧回路の洗浄を実施する。
リコール対象車の台数は計3万2919台。不具合の件数はこれまでに計651件、事故はない。
■型式等は下記URLを参照。
http://www.mlit.go.jp/common/001025695.pdf