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商船三井/SCR脱硝装置の効果を実船で確認

2014年03月13日/IT・機器

商船三井は3月13日、船舶から排出されるNOxを除去するSCR脱硝装置(選択式触媒還元)の効果を実船で確認したと発表した。

<青葉山丸>
20140313mol - 商船三井/SCR脱硝装置の効果を実船で確認

SCR脱硝装置を自社で保有・運航する大型鉱石専用船「青葉山丸」の発電機に搭載し、ディーゼル油に対する脱硝性能が国際海事機関のNOx 3次規制に適合することを確認した。

商船三井はヤンマーと協力し、昨年12月の青葉山丸竣工時から同装置の実船運用を行っており、1000時間(SCR脱硝装置3台の総稼働時間)以上、試験を実施している。

ECA(大気汚染物質放出規制海域)入出域での運用や、将来 燃料油での硫黄分規制を想定した燃料の使用、発電機の並列運転時など、船舶の実際の運航条件下と将来の規制強化を想定した評価を行っており、その性能が確認されている。

この運用評価を2年間程度継続するとともに、今後はC重油(HFO)に対する試験も行う予定。

■AWOBASAN MARU(青葉山丸)概要
全長:319m
全幅:54m
載貨重量:約22万5000トン
建造:名村造船所

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