ルノー・日産アライアンスは4月1日、研究・開発、生産技術・物流、購買、人事の4機能を統合する。
2016年までに少なくとも年間43億ユーロのシナジー効果の創出を目標にするもので、業績にプラスとなる即時的な効果を実現するため新任のアライアンス副社長が各機能を統括し、更なる統合を進める。
生産技術・物流については、アライアンス共同生産組織は、グローバル生産戦略(ソーシングを含む)、生産工程技術、生産管理、サプライ・チェーン・マネジメントを対象とする。
日産自動車の車両生産技術担当CVPの木村昌平が、アライアンス副社長に就任し、アライアンス生産技術・物流を統括する。
購買については、ルノーと日産の緊密に連携した共同購買組織は、10年以上が経過し、更なる購買におけるシナジー効果の増大と、より大きなスケール・メリットを見込んでいる。
ルノー・ニッサン・パーチェシング・オーガニザーション(ルノー・日産共同購買組織)のマネージング・ダイレクターであるクリスチャン ヴァンデンヘンデが、アライアンス副社長に就任し、アライアンス購買を統括する。
今回、CEOのゴーンを議長とするアライアンス マネジメント・コミッティを新設し、新たな組織体制の整備・展開を促進する。
また、ルノーの常務執行役員でアライアンスCEOオフィスとグローバル物流担当のマネージング・ダイレクターであるクリスチャン マルドリュスがRNBVのアライアンス副社長に就任し、アライアンスCEOオフィスを統括する。