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NEXCO中日本/高速道路走行中の脳活動の可視化に成功

2014年03月28日/調査・統計

中日本高速道路(NEXCO中日本)は3月27日、脳機能近赤外線分析測定法(fNIRSエフニルス:functional near-infrared spectroscopy)装置を車両に搭載し、高速道路を走行する運転者の脳活動の可視化に成功したと発表した。

<脳活動の可視化の状況(ΔCOE:脳酸素消費変化)>
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fNIRS 装置を車両に搭載し、走行中の運転者の脳活動を可視化することで、高速道路を走行している時の運転者の脳にかかる生理的負担を把握することで、交通事故を引き起こす要因や交通安全対策の効果を把握することができるというもの。

この技術を活用し、目に入りやすく分かりやすい標識や情報板、道路脇に設置した発光機器の点滅制御(ベクション)を用いた、上り坂での速度低下を防ぐ渋滞対策や速度を抑制させる交通安全対策などを客観的に評価することができ、より効果の高い施策を実施することが可能となる。

これまで交通安全対策の評価は、運転後に自分の行動を顧みて記入するアンケートなどの結果を用いていたが、この方法では記憶の誤りや思い込みが避けられないなど課題があった。

また、脳活動の可視化は、実験設備などの制約により室内で行うのが主流。運転に関する研究もドライビング・シミュレーターに依存していた。

共同研究者は、東京大学生産技術研究所 須田義大教授、脳の学校、中日本高速道路。

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