佐川急便は4月4日、ウイングが展開するコールセンターオペレーションシステムを活用し、飛脚特定信書便を組み合わせた「信書回収サービス」を開始したと発表した。
送付用と回収用の送り状を往復専用の梱包資材に貼付して発送し、配達完了後に完了データをコールセンターへリアルタイムに送信。
これにより在宅率の高いタイミングで、申込書などの記入、回収についてフォローコールを行い、回収率の向上と大幅な時間短縮につながり、最短で配達日翌日の回収が可能となる。
消費者側の手間を省き、かつ配達から回収までのリードタイムを短縮することにより、成約率の向上にもつながる。また、記入後の書類は信書に該当するため、飛脚特定信書便で預かることになる。
これまで申込書類等の回収業務が伴う事業者は、回収率の向上が重要な課題になっていた。
申込書と返送用の封筒を送付しても、開封から申込書の記入、返送手続まで消費者側の行為に委ねられており、これが回収率の低下と時間の経過による機会損失を招いていた。