日本政策投資銀行は4月3日、日本自動車ターミナルに対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施したと発表した。
高度利用者向け緊急地震速報を活用した初動対応策の周知徹底と衛星通信を活用した緊急連絡体制の整備に加え、非常用自家発電設備の設置や免震構造の複合物流施設の建設等、計画的かつ積極的に防災対策の強化を進めている点を評価。
自社だけでなく、構内従業員も考慮した十分な水準の備蓄を確保しているほか、従業員の参集訓練やメンテナンス等委託事業者と初動対応訓練を定期的に実施している点、東京都との有事協定に基づく広域輸送基地の開設について、都および全国物流ネットワーク協会と連携した体制を構築するとともに、合同訓練の実施等によりその確実性を高めている点を評価したもの。
結果、日本自動車ターミナルは「防災および事業継続への取り組みが特に優れている」という最高ランクの格付を取得した。