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日本郵船/波浪観測データ活用し、気象庁と共同研究

2014年05月01日/調査・統計

日本郵船とMTIは、気象庁の地球環境・海洋部と日本無線と共同で、船舶による波浪スペクトル観測データを活用した研究を開始した。

<研究のイメージ>
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日本郵船、MTIは2010年から日本無線と共同で、船舶用レーダーによる波浪スペクトル観測装置の研究開発を進めていた。

これまでの観測データを活用し、気象庁とともに波浪モデルの精度向上に寄与することを目的に実施する。

気象庁は、日本沿岸と全世界を対象とした波浪モデルを用いて、波の高さ、周期や向きといった波浪の実況解析と予測を行っている。

この結果と波浪スペクトル観測装置で集めたデータを比較・検証し、波浪予測の精度を向上させていくことが共同研究の狙い。

精度の高い波浪予測を実現することで、より安全で省エネルギーの運航ルート選定が可能となる。

波浪スペクトルは、複数の波が重なりあった不規則な形の海上波を周波数(周期に相当)と進行方向別に表したもの。

波浪モデルは、波の高さや向きを予想するために使用する海洋の数値予報モデルで、海上風を予測した大気モデルを用いて、波の発達・衰弱・伝播をコンピューターで計算している。

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