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三井造船/コンテナ輸送に対応したコンパクト誘導加熱装置を開発

2014年06月19日/国際

三井造船は6月19日、子会社の三造パワーエレクトロニクスが、自動車産業向けに、海上コンテナ輸送に対応したコンパクトサイズの鍛造前誘導加熱装置(誘導加熱装置)を開発、販売を開始したと発表した。

<誘導加熱装置>
20140619mitsuiz - 三井造船/コンテナ輸送に対応したコンパクト誘導加熱装置を開発

開発した装置は、電源装置の小型化と搬送装置の高さの低減を行い、40フィートハイキューブコンテナに収容可能。電源装置は、これまで主流であったサイリスタインバータではなく、トランジスタインバータタイプに変更し、さらに主回路構造もユニット化を行った。

従来は2300mmだった電源盤幅をコンテナ収容に適したサイズまで縮小した。また、搬送装置についても構造の徹底的な見直しを行い、電源装置を組み合わせたままでコンテナ収容が可能となる高さを実現している。

加熱温度や電圧などの運転データを視覚的に確認でき、装置・加熱の健全性を検証できるトレンドグラフ機能やトラブル発生時に顧客での初期対応の手助けとなるトラブルシューティング機能を装備するなど運転・保全管理に役立つ機能が標準装備されている。

なお、誘導加熱とは、日常生活の中でクッキングヒータや炊飯器でIH(=Induction Heating)として親しまれている高周波を利用した加熱技術。産業界では、急速加熱、高温、クリーン・省エネなどを利点として各種加熱用途に用いられている。

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