日本ガイシは7月10日、自動車の排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)濃度を測定する車載用の高精度NOxセンサーの生産能力を増強すると発表した。
NOxセンサーの需要は、世界的なディーゼル車の排ガス規制強化に伴い拡大している。日本ガイシは好調な需要に対応するため、昨年度までに年間生産能力を700万本に引き上げたが、今後、現在の生産能力を大きく上回る需要が予想されることから増産投資を決定したもの。
投資額は約30億円を予定し、愛知県の日本ガイシ小牧事業所とNGKセラミックデバイスの素子製造設備、ポーランドのNGKセラミックスポーランドのセンサー組み立てラインを増設し、2015年10月までに年間生産能力を現在の約1.5倍の1000万本超に増強する。
■設備投資の概要
投資額:約30億円
生産能力:1000万本超/年(現在700万本/年)
工事開始:2014年8月
生産開始:2015年10月までに段階的に開始