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LPガス元売4社/統合、物流効率向上と重複コスト低減

2014年08月05日/SCM・経営

コスモ石油、昭和シェル石油、住友商事、東燃ゼネラル石油は8月5日、LPガス元売事業の統合契約を締結した。

昨年12月にLPガス元売事業の統合に関する検討を開始していたもので、来年4月1日に統合元売会社を発足する。

4社グループが行うLPガス元売事業(LPガスの輸入調達、出荷基地の運営、物流、国内卸販売)と海外トレーディング事業を統合し、一貫体制を構築し、国内トップクラスのLPガス元売会社を目指す。

国内のLPガスの安定供給を図り、特約店とのパートナーシップの強化を図り、物流効率の向上と重複コストの低減を進める。

業務の効率化と販売チャネルの多様化を図り、調達先・調達方法の多様化を図って調達価格を低減するとともに、グローバルな海外トレーディング事業を積極的に展開し、競争力のある会社にする。

統合方法は、コスモ石油ガスを受け皿会社として、各社がそのLPガス元売事業を吸収分割により切り出し、事業統合を実行する。

コスモ、昭和シェル、住友商事、東燃ゼネラルは、統合元売会社に対して25%ずつの出資となり、統合にあわせて商号を変更する。

統合元売会社の概要(予定)
本店所在地:東京都
事業内容:LPガスの製造、貯蔵、輸送、売買及び輸出入等
資本金:110億円
決算期:12月
株主:コスモ石油25%、昭和シェル石油25%、住友商事25%、東燃ゼネラル石油25%
売上高:約4,000億円
国内販売数量:約360万トン
輸入数量:約300万トン
海外トレーディング数量:約100万トン
主な事業所
LPガス輸入基地7か所:鹿島、千葉、川崎、碧南(愛知県)、四日市、堺、大分
LPガスニ次基地4か所:清水、坂出、松山、広島

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