日本通運は8月26日、1月に竣工した「原木インターナショナルロジスティクスタウンNo.2（BILT-2）」で、医療機器を販売するために必要な付帯作業を行なえる医療機器製造業許可（包装・表示・保管）を取得したと発表した。
日通の国内物流拠点としては2拠点目。
医療機器製造業許可（包装・表示・保管）は、医療機器の保管、法定表示の備え付け、取扱説明書の封入、梱包といった、医療機器の製造工程の一部を物流業者などが行うための許可。
許可業者は、薬事法で定められた表示ラベルの添付を始めとした、流通加工業務を行うことができる。
BILT-2は、ハイテク関連、航空宇宙関連といった高度な保安・品質管理が求められる貨物の取り扱いに対応するため24時間有人警備や入退出管理システムなどを導入し、2014年7月に国際的なセキュリティー規格のTAPA-Class A認証を取得しており、高品質で多様な物流サービスを提供することができる。
日通は、医療機器製造業許可のほか、国内に医薬品販売業、高度管理医療機器等販売業・賃貸業の許可拠点を保有、医療品の共同配送網を構築し、医薬品、医療機器のサプライチェーンを物流面からサポートしている。今後もBILT-2をはじめとしたロジスティクス施設を活用し、顧客のサプライチェーン最適化をサポートしていくとしている。
■概要
製造所名称：日本通運 BILT-2原木メディカルセンター
許可区分：医療機器製造業 包装・表示・保管
