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久留米運送/鹿児島県離島、沖縄向け危険貨物で遅延

2014年09月12日/IT・機器

久留米運送は9月12日、鹿児島県離島や沖縄向けで一部危険物貨物の貨客船積載不能による荷受け拒否や代替輸送の貨物船切替えで大幅な納期遅延が発生していると、注意を呼び掛けている。

鹿児島県下離島や沖縄向け危険物貨物の貨客船積載について7月から法令順守が厳格化され、鹿児島県運輸支局や海上保安部への許可申請手続きが必要となったため。

危険物貨物の貨客船積載を厳格化された仕向地は、沖縄県 (沖縄本島及び沖縄本島にて中継する各島)、鹿児島県 (奄美大島、徳之島、沖永良部島、与論島、喜界島、屋久島)。鹿児島県のこの離島は、7月から危険物貨物の貨客船使用は出来ない。

貨客船に積載できない危険物は、船舶安全法に基づく危険物リストに該当する貨物で、塗料缶、バッテリー(触媒として希硫酸使用)、農薬、スプレー缶、工業原料等も上記危険物リストに含まれる物質を原料や材料で使用している危険物として扱われる。

リードタイムは、海運会社の鹿児島運輸支局への危険物積載の許可申請手続きは積込日前日午前中に必要なため、7月以前より1日船積みが遅れる。更に申請に必要な製品安全データシート又はUN番号が無い時は申請できないので、危険物貨物は鹿児島支店に滞留する事となる。

代替輸送は、貨客船に積載出来ない場合は貨物船による代替輸送を行うが、不定期運航であり船も貨客船より小さい事が多く時化(しけ)に弱く欠航する事もあり、納期を急ぐ貨物には注意が必要としている。

また、貨物船を所有している船会社との契約はないので、船中継料は実費となる。

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