商船三井は10月4日、日本船主協会を通じ、東京都荒川区立第三中学校の教育活動の一つである「校内ハローワーク」に、現役船長を講師として派遣した。
2011年に続く2度目の派遣・参加で、大森彰船長は「船の仕事」について、わかりやすく説明を行った。
海運業が日本の生活や経済に深くかかわっていること、船員はグローバルかつ大型船を動かすダイナミックな職業であることを説明した。
自身が困難を乗り越えて安全に航海できた時の喜びや自然の素晴らしさに向き合うことがやりがいにつながっていることを生徒たちに伝えた。
受講した生徒からは、「自然災害の際には、家族のもとに帰れるのか」「船酔いはするのか」といった質問と共に「将来を考える機会となり、色々な職業を知ることができた」との言葉があった。
なお、「校内ハローワーク」は、さまざまな業界の人が、生きかた・職業などについて語ることで、中学生が自身の将来を考えるきっかけをつくるものとして2002年から毎年開催されており、今回は32職種の講師が講演を行なった。