プロロジスは11月12日、米国カリフォルニア州トレイシー市で9万2900㎡のマルチテナント型施設の開発をスタートしたと発表した。
開発を開始した「プロロジス インターナショナル パーク オブ コマース」は、3つの国際空港、オークランド港、ストックトン港、米国最大規模の鉄道会社のBNSF鉄道とUnion Pacific鉄道の複合輸送基地のいずれからも、半径96㎞圏内に立地している。
州間道5号線、205号線、580号線にも近接しており、人口増加の著しい湾岸部の740万人への迅速な配送が可能とあっている。
敷地内に開発可能な延床面積は最大で180万㎡にのぼり、北カリフォルニア地域で最大の物流拠点となる。
着工したのは、同パーク内に開発される一棟目の施設で、最新鋭の物流施設となる。
既存顧客の需要に基づいて設計され、梁下有効高を12.2m確保し、待機場を拡張した大規模な車両・トレーラー用駐車場を整備する。また、同施設はLEED認証を取得する予定。
カリフォルニア州セントラル・バレー地域でのプロロジスのポートフォリオは、稼働率100%で、Aクラス物流施設への需要は高いとみている。
トレイシー市の幹部職員によれば、同パークが最大限開発された際には、およそ3万6000人の新規雇用が見込まれるという。
■プロロジス インターナショナル パーク オブ コマース
http://www.prologisipc.com/