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ヤマト福祉財団/小倉昌男賞に北海道と愛媛県の2人

2014年11月27日/CSR

ヤマト福祉財団は11月27日、「第15回 ヤマト福祉財団小倉昌男賞」の2名の受賞者を決定し、授賞式を12月4日に行うと発表した。

選ばれた2名は、本物の商品を提供することに成功し、障がい者の生活・経済的自立を実現したことが、高く評価された。

受賞者は、北海道上川郡新得町の農事組合法人共働学舎新得農場の宮嶋 望氏と、愛媛県松山市のパーソナルアシスタント青空の佐伯康人氏。

宮嶋氏は、農場経営者として障がい者や社会適応の難しい70名の人々と共同生活しながら36年に渡り酪農を営み、乳製品を生産・販売。特に新得農場で生産されるナチュラルチーズは国内外のコンテストで幾多の受賞歴を持ち、美食家に幅広く知られるものとなっている。福祉の枠組みにとらわれず、農事組合法人として本物の商品を世に送り出し、障がい者の仕事と暮しを支え続けたことが高く評価された。

佐伯氏は、支援者の一人から小さな農地を借りたことがきっかけとなり障がい者の仕事として無農薬・無肥料・無除草剤の自然栽培にたどり着き、今では11haの農地で20名の障がい者に月額5万円以上の給料を支払えるほどになった。中でも、2haの水田で栽培される自然農法米は、市価の3倍以上の価格で毎年完売している。耕作放棄地の活用を進め、地道に栽培技術を磨いた結果、消費者の高い評価を得ることに成功し、全国の福祉施設へも惜しみなく指導していることが高く評価された。

「ヤマト福祉財団小倉昌男賞」は、障がい者の仕事創りや雇用の創出・拡大、労働条件の改善などを積極的に推し進め、 障がい者に働く喜びと生きがいをもたらしている人を対象に、毎年2名を選定している。

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