エーザイは11月28日、中国江蘇省蘇州市に新たに生産施設を竣工したと発表した。
新工場は蘇州工業園区内に新たに購入した約13万4000㎡の土地に、地上2階建て、延床面積約3300㎡の注射剤生産施設。初期設備として「メチコバール」注射剤を年間最大約6000万本生産することが可能な生産ラインを備えている。
また、将来的には新工場で生産した注射剤を他のアジア諸国、中南米等に供給することも視野に入れており、新工場はグローバルな生産拠点としての一翼も担う。
同社は、蘇州工場を保有しているが、今後も成長が期待される中国市場の主力製品である末梢性神経障害治療剤「メチコバール」注射剤の伸長に伴い、同剤の現地での安定供給体制の構築と、中期的な視点での生産活動の効率化による原価低減を実現するため、新工場を建設した。