LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





商船三井/東日本大震災被災地の中学校へ教育支援

2014年12月05日/CSR

商船三井は12月5日、東日本大震災被災地の中学校3校でキャリア教育支援を実施したと発表した。

<釜石中学校での講義の様子>
20141205mol1 - 商船三井/東日本大震災被災地の中学校へ教育支援

<宮古市立崎山中学校での図書カード贈呈の模様>
20141205mol2 - 商船三井/東日本大震災被災地の中学校へ教育支援

11月12日、13日、19日の3日間で、岩手県内の3都市(大船渡市・釜石市・宮古市)の中学校(大船渡市立赤崎中学校・釜石市立釜石中学校・宮古市立崎山中学校)で講義を行った。

この3都市は東日本大震災発生当時、商船三井が外航客船「ふじ丸」(当時)を寄港させ、被災したた人々に支援を行った場所でもある。

船員の仕事についての説明を通じて将来の進路について考えるきっかけにしてもらうため、多様な貨物と船の形・航路の組み合わせを考えるクイズや、現役海上職員が自身の中学時代や仕事の醍醐味について語った。

生徒からは「日本から外国へ、外国から外国へと物を運び、世界の海運を支えていることが日本人として誇らしいと思いました」「自分たちの暮らしに船がこんなに関わっているなんて知らなかった。まだ夢が決まっていないので今日のことをふまえて進路を考えていきたい」との声。

中学校長からは「世の中で震災の記憶が薄れ始めている中、心遣いを頂いたことをうれしく思います」「地元で働くことを決めている子供たちもいます。そのような子供たちにとっても、海を通じた世界とのつながりを考えるきっかけになったと思います」などの声が寄せられた。

なお、商船三井グループ社員から集めたおよそ6800点の中古本を売却し、その代金を原資として購入した船や海についての書籍と図書カードを各校に贈呈した。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース