軽貨物事業に特化した車両レンタルを行うTrasaburou(トラサブロウ)は6月26日、埼玉県の軽貨物運送事業者であるSide Express(サイドエクスプレス)の全株式を取得し完全子会社化した。
子会社化は、EC需要増大による物流量増加への対応力強化と、燃料費・人件費・車両維持費の高騰とドライバー不足といった構造的課題の解決を目的としている。
強固な経営基盤と広域ネットワーク構築を探していたトラサブロウと、外部環境の変動による経営圧迫という課題を抱えたサイドエクスプレスが、事業エリアを相互補完し経営資源を統合することで、経営効率化、配送キャパシティの増強、軽貨物ドライバーの労働環境改善等につながるシナジーを見込んでいるという。
トラサブロウは2013年12月、車両売買会社として設立。車両を業者価格で自社仕入れできることを強みに、2015年軽貨物事業に参入、軽貨物事業に特化した車両のレンタル事業を開始した。
Trasaburou/兵庫県三田市に事業所開設、軽貨物運送や車両レンタルを強化