ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は6月27日、広島県の呉事業所で建造していたコンテナ船「INTERASIA TACTIC(インターエイシア タクティック)」を引き渡したと発表した。
INTERASIA LINES SINGAPORE向けのシリーズ6番船で、ホールド内最大12列×6段、デッキ上最大14列×7段の積載能力を持つ総積載量3055TEUのフィーダーコンテナ船。
アジア発着およびアジア域内での海上輸送量の増加に伴い、中長距離の定期航路への投入を想定し、従来船と比べて性能を向上させた。
最新の解析技術による低抵抗・高効率を追求した幅広最適船型を開発。独自の省エネデバイスとしてLV Fin 、ALV Finの最適化により、大幅な燃費削減を達成した。
最新デザインの電子制御エンジンを採用し、冷却海水ポンプのインバーター制御により、燃費性能を向上させている。またCCTVカメラシステムを装備し、航海支援・機関室内監視による安全性向上を図るなどした。
■本船概要
主要寸法:全長203.50m、幅34.80m、深さ16.60m、喫水11.50m
総トン数:3万676
主機関:日立造船 MAN-B&W 7S70ME-C10.5 1基
定員:25名
船級:DNV
船籍:Singapore
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