日本貨物鉄道(JR貨物)は6月27日、災害対応支援環境大臣表彰を受賞したと発表した。
表彰は、環境省が災害廃棄物処理や被災地域の環境保全対策等のために人的協力と物的協力等の支援活動を行った団体等に対し実施したもの。「令和6年能登半島地震」により発生した石川県内災害廃棄物の鉄道コンテナ輸送と、安定的な処理に寄与した点が評価されている。
今回実施した災害廃棄物輸送では、金沢貨物ターミナル駅(石川県金沢市)発、隅田川駅(東京都荒川区)および東京貨物ターミナル駅(東京都大田区)着となり、金沢湊積替場より搬出された可燃物を、東京都・川崎市の清掃工場で処理した。
なお2024年9月25日から現在に至るまで輸送を継続しており、2025年5月末までの輸送量実績はUM8A形式(5t)コンテナ1082基、UM12A形式(20ft)コンテナ2基となっている。
今後も同社は、災害廃棄物輸送等を通じて被災地復興の一翼を担うとともに国土強靭化に資するよう、貨物鉄道輸送の役割を果たしていくとしている。
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