田辺三菱製薬は1月29日、子会社の天津田辺製薬とタナベ インドネシアが建設を進めていた新製剤棟が各々竣工したと発表した。
田辺三菱製薬は既に、中国で天津田辺製薬が医薬品製造販売、田辺三菱製薬研発(北京)が医薬品開発、広東田辺医薬が医薬品販売等、事業活動を行っており、新製剤棟の稼働により、年間生産能力は3億錠となり、さらなる事業拡大をめざす。
タナベインドネシアは、1970年に設立以来、インドネシア国内と周辺国への医薬品の供給に貢献してきた。
新製剤棟の稼働により、主要製品である高血圧症治療薬「ヘルベッサー」等の固形製剤の生産能力が現在の1.75倍に増強可能となり、引き続き東南アジア諸国の製造拠点としての役割を担っていくとしている。
■天津田辺製薬の新製剤棟概要
所在地:天津市経済技術開発区微電子工業区微三路16号
着工:2013年8月
竣工:2015年1月
規模:地上2階建(建築面積約5800㎡、延床面積 約7200㎡)
総工費:約19億円
設計・施工:カイザー建設