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国分/板橋区に1万坪の3温度帯物流センター、開設

2015年02月04日/物流施設

国分は2月4日、東京・板橋区に首都圏をカバーする大型3温度帯センター「板橋総合センター」を開所した。

<板橋総合センター>
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2012年にスタートした国分の首都圏物流再編の一環として進めていたもので、国分としては東京23区内に初めて3温度帯のセンターを持つことになった。延床面積は3万3763.46㎡。

<国分の國分勘兵衛会長兼社長>
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國分勘兵衛会長兼社長は「これまでさまざまな機能強化に努めてきたが、今後は3温度帯のセンターがないと商売にならないと考えていた。そこで、サプライチェーンコンソリデート機能を持ったセンターの設置で流通の全体最適を図り、トータルで流通コストを削減するとともに、顧客の要望に的確に応えていこうということで開設したもの。板橋総合センターはとても立地の良い場所で、従業員の確保や受注・発注がより顧客と近い場所で行えるようになるなど大いに期待している」と話した。

立地は首都高速5号線の高島平出入口、中台出入口に近く、都営三田線高島平駅から徒歩10分。

1階の入出荷スペースは3方向に面しており、センター全体では71バースを確保。在庫機能に加え、配送機能も高い能力を持つ。

対応カテゴリーも3温度帯センターにより、常温食品、酒類、冷凍食品、日配品、デリカ、アイスクリーム、生鮮品など多岐に亘り、顧客の要望に即した物流を展開する。一括納品や都内の高質スーパーや業務用食材等の供給に大きな力を発揮するセンターとしている。

また、タッチパネル式の入荷受付システムを採用し、待機車両による混雑を緩和。倉庫床面には、仕上げにダイヤモンドハード(防塵材)使用し、ほこりが立ちにくくし、高耐久性も確保した。チルド庫では作業員に直接冷気があたらないように、ドラフト二重天井方式を採用している。

<3階ドライ倉庫>
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<中2階構造>
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<屋上緑化>
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<入荷受付システム>
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国分は板橋総合センターと同様、各地で3温度帯センターの建設を進めており、関信越地区対応に茨城総合センターを9月、東北地区には仙台総合センターを11月に、西東京総合センターを2016年の1月竣工予定で進めている。

なお、常温主体のセンターを国分では「3OD」(One Order One Delivery)と呼んでいたが、チルド、冷凍が加わる3温度帯センターとなることから「3ODプラス」と命名している。

■施設概要
名称:国分板橋総合センター
所在地:東京都板橋区新河岸1-2-2
敷地面積:1万7194㎡
建築延床面積:3万3763㎡
1階(ピロティー)を含む:9011㎡
中2階:287㎡
2階:9011㎡
中3階:764㎡
3階:9011㎡
中4階:1670㎡
4階:4007㎡
温度帯区分
常温庫:1万9416㎡
チルド庫:4201㎡
冷凍庫:5710㎡

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