三井造船は2月5日、東京港大井埠頭向けコンテナクレーン2基と東京港品川公共埠頭(SEバース)向けコンテナクレーン1基、東京港中防外コンテナ埠頭向けコンテナクレーン3基の合計6基を連続で受注したと発表した。
大井埠頭向けコンテナクレーンは、コンテナ船の大型化に対応できるよう設計されており、主な特長として、20列大型コンテナ船に対応し、荷役効率を向上させるツインリフトスプレッダを搭載している。また、近接する羽田空港の高さ制限に適合するため中折れ機構を備えている。
品川公共埠頭向けコンテナクレーンは、パナマックスコンテナ船に対応し、2011年に納入したコンテナクレーンとほぼ同仕様となっている。
中防外コンテナ埠頭向けコンテナクレーンは、22列大型コンテナ船に対応し、大井埠頭向け同様ツインリフトスプレッダを搭載している。
また、近接する羽田空港の高さ制限に適合するため日本初のシャトルブーム式コンテナクレーンとなる。さらに、超大型地震(レベル2地震動)に耐える免震機構を備えている。
■京港大井埠頭第2バース向けコンテナクレーン2基概要
定格荷重:コンテナ:61t(20ftツインリフトスプレッダ)
重量物:70t
全揚程:58m (海側レール面上41m、レール面下17m)
アウトリーチ:55m
レールスパン:30m
バックリーチ:15m
■東京港品川公共埠頭SEバース向けコンテナクレーン1基概要
定格荷重:コンテナ:40.6t
重量物:47t
全揚程:41m (海側レール面上29m、レール面下12m)
アウトリーチ:40m
レールスパン:16m
バックリーチ:11m
■東京港中防外Y2バース向けコンテナクレーン3基概要
定格荷重:コンテナ:65t(20ftツインリフトスプレッダ)
重量物:80t
全揚程:58m (海側レール面上40m、レール面下18m)
アウトリーチ:63m
レールスパン:43.5m