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UPS/2014年第4四半期、繁忙期関連費用が予想を上回る

2015年02月05日/決算

UPSは2月5日、2014年第4四半期の調整後希薄化後1株あたり利益が1.25ドルで前年同期比で横ばいだったと発表した。

UPSは、米国国内の小口貨物部門の業績は繁忙期に関する費用により、予想を超えて悪影響を受けたと報告している。

予想を下回る結果になったことで、デビッド・アブニーUPS最高経営責任者(CEO)は、「この課題に、コストと収益の両面における管理で取り組む。運営効率の向上と適切な価格調整により、収益性の改善に必要な行動をとっていく考え。成長戦略は健全なもので、9~13%のEPS成長率を達成するという長期的な目標は維持する」としている。

第4四半期での小口貨物の取扱量は13億個で、前年同期比8.1%増となった。また、2014年通期の取扱量は46億個で、前年比で6.8%の増加となった。

第4四半期の米国国内の売上高は7.5%増加して100億ドルとなった。1日あたりの取扱量は6.6%増加し、「Deferred」(2~3日後配達の航空輸送サービス)と「Ground」(陸上輸送サービス)は取扱量がそれぞれ11%と7.1%増加した。

調整後営業利益は、前年同期比5.3%減の11億ドルとなった。繁忙期関連費用が予想を上回ったことが主な要因となり、営業費用は2億ドル以上の増加となった。また、生産性の低下や契約輸送会社の運賃上昇に加え、残業代および研修時間の増加も原因となった。

為替変動の影響を除いた国際小口貨物部門の売上高は5.9%増の34億ドルとなり、1日あたり取扱量は4.3%増加した。1日あたり輸出取扱量は5.2%増で、これは主に欧州発の8.5%増が牽引したが、アジア発の輸出取扱量の減少のため、一部相殺された。米国以外での国内貨物は3.6%増加し、特にカナダ、スペイン、メキシコで高い伸びを示した。

主にディストリビューション事業とUPS Freight(北米の陸上混載・貸切輸送サービスを提供する事業体)の成長により、サプライチェーン/フレート部門の売上高は7.4%増の25億ドルとなった。調整後営業利益は4.7%増の1億7900万ドルで、ディストリビューション事業とUPS Freight事業の改善は、フォワーディング事業の減益により相殺された。

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